まずは姫路市の土地価格の相場を知るために、公示地価や基準地価、実際の売買事例などを見ていきましょう。

姫路市内の住宅用地について、いくつかのエリアの公示地価などの情報をピックアップしてまとめました。

姫路市全体でみると、2024年住宅地地価公示価格平均は、坪単価228,818円。2023年は坪単価227,660円だったため1,158円の上昇、0.5％ほどの変化です。

参考元：地価公示・地価調査（基準地価）マップ「地価公示 [兵庫県] 姫路市 (2024年)」

地価調査は毎年1回7月に行われており、2023年における姫路市の住宅地の平均地価は200,844円/坪でした。前年は206,118円/坪だったため5,274円の下落、約2.6％の変化です。

参考元：地価公示・地価調査（基準地価）マップ「地価公示 [兵庫県] 姫路市 (2024年)」

次に実際の売買事例について見ていきましょう。
姫路市の具体的な売買事例をピックアップしてまとめましたので、参考にしてみてください。

※2022年第4四半期から2023年第3四半期の情報

姫路駅から徒歩15分ほどのエリアでは、80㎡～380㎡で約2,000万円～5,500万円。徒歩30分ほどの距離になれば、400㎡2,200万円という取引もありました。

参考元：国土交通省「不動産情報ライブラリ」

ここからは、姫路市の地価の推移や今後の見通しについて紹介します。どのように変化しているのかを理解し、変化の理由を探ることで将来の地価の推移を予測できるでしょう。

まずは、住宅地の2024年から過去5年間の地価公示を紹介します。

2024年：228,818円/坪
2023年：227,660円/坪
2022年：227,568円/坪
2021年：227,944円/坪
2020年：224,865円/坪

もっとも差が大きいのは2020年と2024年の3,953円ですが、1年単位で見るとさほど大きな変化は見られません。

参考元：地価公示・地価調査（基準地価）マップ「地価公示 [兵庫県] 姫路市 (2024年)」

さきほど紹介したように過去5年間の姫路市の地価公示価格には大きな変化はありませんが、長期的な目で見るとじわじわと下落傾向にあります。ただし不動産価格は、景気や経済動向に左右されるため、日本の景気回復とともに上昇する可能性も。

姫路市は兵庫県第2位の人口規模の中核市です。全国で見ても比較的規模が大きく、合計特殊出生率は全国平均を上回る1.5台。中核市としては高い水準にあります。その一方で、人口の増加が緩やかになり少子高齢化が進んでいます。

そのため、姫路市中心部と郊外との不動産価格の差が生まれている点が特徴です。今後の見通しとしては、緩やかに低下する可能性があり、より中心部と郊外との価格差が生まれるかもしれません。

参考元：姫路市「姫路市の市勢」

ここまでは、姫路市の土地相場や土地価格の見通しについて紹介しました。姫路市で注文住宅を建てる場合、どんな家づくりをしたいですか？
注文住宅を建てる際に必要な坪数や土地相場などを見ていきましょう。

では実際に姫路市で「平屋を建てたい」と思ったとき、どのくらいの土地を探せば良いのでしょうか。また土地相場はどのくらいになるでしょうか。

日本では家を建てる場合、防火や風通しの観点から、敷地いっぱいに建てることはできません。敷地に対する建築面積のことである建ぺい率を計算する必要があります。
その点を考慮すると、30坪～40坪はほしいところです。もちろん30坪以下でも家を建てられますが、4人家族で駐車場の確保や広々とした空間を求める場合は、40坪程度あると余裕が持てるでしょう。なお、平屋を立てる場合は50坪～60坪程度が目安です。

前述した坪単価228,818円に当てはめると、30坪から40坪の場合686万円～915万円、50坪～60坪の場合1,144万円～1,372万円となります。

平屋とは1階建ての建物のことを言います。平屋は昔ながらの建物ですが、最近はスタイリッシュなデザインが人気です。
ワンフロアでつながっているため、バリアフリー性の高いつくりが可能です。また必要な設備が集約されており、階段の上り下りもないため、家事動線がコンパクト。効率的に家事を行えるでしょう。

最近は、狭小地でのコンパクト住宅も人気。設計によっては狭小地でも圧迫感を感じない家づくりが可能です。建てる土地が狭ければ、その分土地取得にかかる費用を抑えられるため、建物に費用を充てられるでしょう。

また、都市部で広い土地を確保するには莫大な費用がかかりますが、狭小地なら費用をあまりかけず手に入れられるかもしれません。都市部は利便性が高くなるため、生活しやすいでしょう。

日当たりや風通しが良くないと、洗濯に困ったりカビが繁殖したりする可能性が高いです。土地選びや家を設計する際には、日当たりや風通しもチェックしたほうが良いでしょう。

また、大雨や洪水が起きた際の浸水のリスクも心配。暮らしに合った地条件かどうかももちろんですが、ハザードマップを確認しながら安心して住める土地選びをすることをおすすめします。

アール・ホームでは建築家と一緒に高断熱・高気密の高性能住宅づくりをサポート。計画換気を行うなど、結露やカビ対策も万全です。

最後に、姫路市のおすすめエリアを紹介します。

姫路市で家づくりを考える場合、アクセスの良さを考えると中心部がおすすめ。ただし、中心部ほど土地の価格は高くなりやすいです。

姫路市北部は山や川があるなど自然豊か。南部は工場地帯が広がり海沿いに近くなります。
西部は昔から住宅街として利用されているエリアのため、落ち着きのある昔ながらの街並みが広がっています。

姫路市で人気のエリアを以下にまとめましたので、こちらも参考にしてください。

・飾磨区エリア
以前は工業地域だったエリアですが、現在は大型ショッピングセンターなどもある住宅地で若い子育て世帯に人気です。

・城乾小学校周辺エリア
城乾小学校周辺は、学校や文学館などが並ぶ文教地区。落ち着いた環境の良いエリアです。

・辻井・御立エリア
高台にある地域で、広い土地や眺望の良い土地を探している方に人気のエリアです。中心部からは離れますが、車でのアクセスも良好です。

姫路市は、中国・関西へのアクセスも抜群なエリア。山や海に囲まれ、自然を満喫することも可能です。また温暖で過ごしやすいエリアのため、生活しやすいでしょう。

姫路市で注文住宅を考えている方は、ぜひアール・ホームにご相談ください。当社は姫路市や赤穂市周辺の地域性を知り尽くしています。また、建築家とともに家づくりを行うことで、お客様のライフスタイルや理想の暮らしに合わせた住まいを提供いたします。家づくりの悩みや不安などにお応えする、個別相談会などのイベントも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせください。